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猫本8:『ぐるめらいふ』★関由香 [猫写真集]

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『ぐるめらいふ』★関由香

関由香さんは、シャープ?のCMに出ていた猫「みーや」を撮った写真集が有名ですが。
他にも何冊も猫写真集を出しておられます。

「みーや」にもはっとさせられたけど(特に最初に見た時は衝撃だった)、私がより強く惹かれたのは「ぐるめ」
表紙にも書かれているけど「まんまるでふわふわ」なのがよくわかる写真が多くて。
パーツが全部顔の中心にきゅっと集中しているのがイイ。

鼻ぺちゃなのがまた可愛いし、性格よさそうなのが写真見ているだけでわかります。
どうやら私は、スリムな美形より、顔も体も丸い猫が特に好きみたいだ。

説明文というか、文字は少ないんだけど、「ぐるめはいつも楽しそう」って一文があって、関さんは、そんなぐるめを見ているのがとても好きなのだとか。
うん、撮影者の愛情も伝わってくる写真集だね。
技術的には難しいだろうけれど、我が家に猫がやってきたら、愛情あふれる写真が撮れるようになりたいな。

ぐるめらいふ

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猫本4:『まこという名の不思議顔の猫』★前田敬子、岡優太郎 [猫写真集]

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『まこという名の不思議顔の猫』★前田敬子、岡優太郎

失礼ではあるが、「不思議顔」つまりは「ぶさ(いく)猫」・・・という名称は「まこ」から始まったのではないか。
確かに、それまでの一般的な「可愛らしさ」とは異なる気がするが、そこに個性的な魅力を見出した飼い主さんによって「ぶさ猫」たちはいまや市民権を得たように思う。

私とて、「まこ」にはメロメロです。
その内出てくるであろう「まる」にもメロメロですが。(<デブ猫超好き)

でも、この本がかなり売れたのは(その前段階として、ブログが人気になったのは)、主たる被写体である、まこたちの力だけによるものではないだろう。

まこの住まいでもある、写真を撮った飼い主夫妻の住まい、暮らしが素敵なのだ。
いくら「まこ」が魅力的でも、背景がぼろっちいアパートだったり、下着も雑誌もカップ麺も入り乱れているような家だったら、そうは人気が出なかったんじゃないかなあ。

つまりは、「素敵な暮らし」「お洒落な暮らし」「シンプルでセンスの良い暮らし」に加えての、個性的な猫の存在。
素敵な暮らし+猫、で、パワー倍増。
きちゃない家でも猫は飼えるけれど「まこ、ここに来られて良かったね」と思えるのは、やっぱり素敵なおうち&そこで暮らす「きっと素敵に違いない人の存在」があってこそ。

実際、私も「猫を飼ったら、こういう風に暮らしたい」と思うもんなあ・・・どう考えても現在の「モノが溢れかえっている我が家」では無理だろうけど。

ついでに言えば、素敵な家+美猫は「あたりまえすぎる」から、やはりここは「ぶさ猫」の方が良い。
なんか、昔のドラマじゃないが「不幸な境遇にあった可哀相な女の子が、大金持ちの家に養女に入り、幸せに暮らしました」的な安心感と、「ハッピーエンド」志向が満たされ、なんだかホロリときてしまう。

猫写真集とひとまとめにしても、たとえば岩合光昭さんに代表される「プロの動物写真家」の本とも、武田花さんのような「エッセイ+猫写真」本とも異なる、新しいジャンルの猫写真集の代表的一冊なのでは。

続、参に加えポストカード集も出たし、「まこ」後、「ブログ発」を含めてかなり多くの猫写真集が刊行されたのだから、新ジャンルを開拓したという点でも画期的な本でしょう。

まこという名の不思議顔の猫 (MARBLE BOOKS)

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