猫本26:『11ぴきのねこ』★馬場のぼる [猫★主役絵本]
『11ぴきのねこ』★馬場のぼる
これはもう、子供の頃から大~好き。
シリーズ全部好きだし、よく読んだし、読み聞かせもしたし、恥ずかしながら「自前の紙芝居」まで作った覚えがあります。
どのお話も良いのだけれど、最初の1冊のインパクトは、やっぱり大きかったな。
ちなみに、最初に手に取ったのは、実家近くの図書館の児童室でした。
マンガっぽい猫たちと、ユーモラスなストーリー展開は、1967年発売当時には珍しかったんじゃないかと思う。
もうちょっと後、私が一人で図書館に通えるようになった頃だって、こういうタッチの絵はあまりなかったような。
久しぶりに読んだら、1匹だけ縞柄の「とらねこたいしょう(大将)」ってネーミングも、なんだか時代を感じさせる。そもそもは軍隊の階級だし・・・今、たとえば「ガキ大将」って使うんでしょうか?
あ、でも、ラーメン屋のオヤジさんのことを「大将!」と呼んでいるか。
とにかく、その、とらねこたいしょうと10匹の部下?猫が、じいさんねこに教わって、化け物のように大きな魚を捕まえに行くお話なんだけど。
ページをめくるたびに、なんだか笑ってしまうような展開になっていて。
魚が島で寝ちゃうところとか、ナンセンス絵本といえばの長新太さんに通じるなあと思ったり。
子守唄は「ねんねこしゃっしゃり」だし。
表紙の雲の絵が「魚」になっていたりして、芸も細かい。
最後は、お話の展開は想像した通りなんだけど、絵が予想以上に「どかーん!」とくるので、「やっぱり」と思いながらも笑ってしまう。
乏しい読み聞かせ経験から言っても、子供たち皆笑うんだよね。
読む、というよりも、めくるだけで、なんだか楽しい気分になれちゃう絵本です。
11ぴきのねこ
はじめまして。
『11ぴきのねこ』は、私も子供のときに読みました。
来年、井上ひさしの脚本でミュージカルとして上演されるようですね。
by mikanpanda (2011-09-21 18:41)
>mikanpandaさん
コメントありがとうございます。
は。今気づいたけど、パンダも「熊猫」だから、猫本に入れても良いだろうか・・・。
『11ぴきのねこ』シリーズもっと続いてくれても良かったな~なんて思っています。
井上さんの脚本ですか~そりゃ面白そうですね!
by 駄々猫 (2011-09-21 23:07)
こんばんは。
私も小さい頃に読んでました♪
あの大きな魚にどれだけ憧れたことか!
映画も観に行きましたよ~。
大人になってから、たまたま映画を見直したら、
内容がサイケデリックでびっくりしました。
by ko-cha (2011-09-22 23:20)
>ko-chaさん
映画もあったのですね!
「サイケデリックな内容」って気になります。
検索してみたら「どら猫大将」の声が「郷ひろみ」って。
見たいような見たくないような。
by 駄々猫 (2011-09-24 00:35)
こんにちは、先日はコメント&nice!ありがとうございます♪
猫本を紹介されてるとは、ステキですね♪
この本、息子が読みたがって、私は大人になってから読んだのですが、
大人でも充分楽しめる本でした(^^)。
今内容を思い出しても、楽しくなっちゃいます♪
by choko (2011-10-08 10:28)
>chakoさん
こちらこそ、ありがとうございます。
猫好きで猫の本を買っている内にどんどん増えて・・・この際だから、記録ついでに紹介することにしました。
「11匹のねこ」シリーズは面白いですよね~。うちは子供がいないのですが、私の絵本が山ほどあります。
by 駄々猫 (2011-10-11 22:39)