猫本5:『猫じゃらし』★石津ちひろ、山口マオ☆サイン本 [猫★主役絵本]
『猫じゃらし』★石津ちひろ、山口マオ
イラストを担当した、山口マオさんのサイン本。
古本仲間の甘夏書房さんからプレゼントでいただいたもの。
内容は、面白可笑しい「なんちゃって格言集」みたいな感じ。
著者2人は「ねこ式コトバアソビ」と銘打っている。(巻末に対談がついている)
たとえば「猫ふんじゃった」は、猫(マオさんの絵だと人物のよう)が「フン」を「踏んじゃってる」ところが描かれているし、「ノラ猫」は野良仕事をしている猫が「早く引退して元のノラ猫に戻りてえよ」とか言っている。
言葉から想像がつく展開もあるけれど、「ええ?」ってことになっている場合もあり、マオさんの絵がまた、柔らかいタッチなのにブラックジョークのようでいかしてる。
正攻法ではなく、ちょっと曲げた感じの「ひねり方」が、猫にふさわしいと思う。
石津さんは、『リサとガスパール』シリーズの翻訳で有名だけど、言葉遊びが好きなのかな。
絵本の原作や、フランス紹介本で何冊か読んでいるのだけど、いずれも言葉遊び的な要素があったような。
個人的には「借りてきた猫」が好きだなあ。・・・質屋に行ってるんですよ、猫が
コトバアソビと猫が好きな方は、きっと気に入るでしょう。
言葉に敏感だったり、ちょっと斜に構えた感じの子供へのプレゼントにも良さそう。
猫じゃらし (MOE BOOKS)
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